店はまだ開店前だと言うのに、何回かこの店を利用しているタフガイが入ってきた。ポン引き仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。 |
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ポン引き さくぴ
大きな古時計。 大往生の歌ってのは賛同しますです。 自分を省みれば、「きれいな花嫁」もいないわけですし、100歳までは生きられないでしょう。 「大きな」時計ってことは、じいさんも背の高い男だったんでしょうね。 自分は背は低いです。 大きい時計であれば、それを持って疎開ってのも考えにくいので、戦争で空襲されたってこともなかったんでしょう。 ま、件のじいさんはそんじゃそこらの人間よりも幸せな人生を送ったことは間違いないですよ。 |
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さくぴは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。 |
そこにさかきえるかの登場である。全員が愛想笑いを始めた。 |
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家事手伝い さかきえるか
2002年10月04日金曜日 15時09分
大往生の歌ということで死別の悲しさで涙がでたりするのでしょう。
・・・たぶんな |
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その愛人を名乗る善光寺というオヤジが現れた。 |
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ヒモ 善光寺
2002年10月04日金曜日 15時16分
ついでに言うと、「真夜中にベルが鳴」らないと、 みんなが気付かないと言うことは、おじいさんは 看病を必要とする病気でなくなったのではないらしいことも 推察されるわけで、 あまり苦しまずにぽっくり逝ったことも想像されます。
まー、死別は悲しいわけですが、 「よく生きた」人の歌なんだと思うですよ。 |
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さくぴはそれを制して言った。 |
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ヒモ さくぴ
2002年10月04日金曜日 15時38分
しかも、「天国へ昇」っていったわけで、これ以上、いうことあるか、みたいな。 |
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とにかく、ここは一旦相手を落ち着かせなければならない。 |
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店長 きりしま
2002年10月04日金曜日 19時11分
100年も働かされてしまったおじいさん時計をねぎらう歌かと。 |
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